梅の花の香り

庭の梅は例年3月初旬頃が満開ですが

今年は遅くようやく蕾が開いてきました

花の白と萼の緑が、コントラストとしてバランスよく配色されているようにも見え、

「枝垂れ梅」として見頃になってきた今日この頃です

梅は、中国の晋の時代の武帝が学問に親しむと花が開き、怠ると開かなかったという故事から

「好文木(こうぶんぼく)」ともいうとか

この好文木にちなんで、表千家のお好みの「好文棚」という棚もあります

12代惺斎好みの好文棚(表千家不審庵のHPから)

そして学問といえばやっぱり、天神様の菅原道真ですよね

「東風(こち)吹かば にほひおこせよ梅の花 主なしとて 春な忘れそ」

梅の花を詠んだ和歌が有名です

(鳩居堂HPから)

また梅の香りといえば、煉香(ねりこう)にも「梅ヶ香(うめがか)」というのもあります

最近では「令和」の元号でも梅の花が話題になりましたよね

梅の花は春を告げる香り

開花直後の朝が一番香るそうで、

庭に出ると、ほんのり甘いなかに凛とした上品な香りが漂ってきます

「植物の香りに学ぶ」より

梅の花の香りについては、東京都薬用植物園『薬草教室』2016(平成28)年10月25日号

花王株式会社 香料開発研究所 室長 井上道晶 氏の資料「植物の香りに学ぶ」に、13種類の梅の花の香りについて載っていますよ

この香りで前向きな気持ちになれそうです

そして今日(3月16日)もうすぐ満開です

簡単にシェアできます
URLをコピーする
URLをコピーしました!

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

目次
閉じる