あさのあつこ著『風を結う 針と剣 縫箔屋(ぬいはくや)事件帖 』
深川の縫箔(刺繍)屋 丸仙を訪ねた町医者 宗徳の不審死をめぐり、謎を追う時代青春ミステリー小説です
ストーリーの展開が面白くも、何となく予感がして、ページをめくる手をとめると…
これって、宗徳がアロマテラピー?
ちょっとだけ引用すると
七 紅梅白梅模様(こうばいしらうめもよう)のところで、「梅が匂ったんです」…
八 梅枝風香模様(ばいしふうかもよう)では、「宗徳先生が香りで病を治そうとか何とか」、「香りで患者を治療するとは、どういう意味なのでしょう」、「宗徳先生、治療のとき、あたしに好きな香りがあるかとお尋ねになりました」、「香草や花の香りで心身の強張りが解れると書いてありますね」…
ぜひ読んでみてください おすすめです!
ちなみに、紅梅より白梅の方が香気量が多く、成分は白梅は酢酸ベンジル(ジャスミンやイランイランなどの香り)、紅梅はベンジルアルコール(ソフトな花の香り)やベンズアルデヒド(アーモンドや杏仁の香り)の割合が多いそうです(3月12日付け梅の花の香り 井上道晶氏の資料から)
コメント