梅雨の晴れ間に庭に出て見ると、色とりどりの花が咲いています
そうだ!いつものお稽古の前に「七事式(しちじしき)」の一つ「廻り花(まわりばな)」をと思い立って…

七事式は、18世紀の表千家7代の如心斎(じょしんさい)、弟の裏千家8代の一燈宗室(いっとうそうしつ)、そして江戸千家 流祖の川上不白(かわかみ ふはく)が制定した7つの式で、茶の湯の精神・技術を学べるグループ稽古です

「廻り花」は、お客と亭主の役になって、茶花の入れ方を稽古します

正客(上座)から、3つの花窓の中、下、上と順に花を入れていくのですが
4番目の人は、中の花を入れた人に「揚げさせていただきます」と挨拶して、そこに違う花を入れます
前の人が入れた花を揚げて、違う花を入れていくことを繰り返します

最後に亭主が入れ、正客の「お止めください」で、亭主が中、下、上と順に水を足して終わりになります

特に入れ方の決まりはないのですが、中には中心になるような大きめの花を正面に入れ、下は草(くさ)の花を、上は木(き)の花を入れます


とは言うものの、みなさん花入れの前でしばしお悩みタイム
色や全体のバランスを考えながら入れると、いろいろな気づきがあります
案ずるより産むが易し 花とともに楽しんだひとときでした
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